さて、実に久しぶりに玉川のお店へ。若葉店で使用していた食券機はこちらに引越ししており、メニューは一律\50値上げといったところ。若葉時代末期はやつれてお疲れの表情を見せていたご主人もすっかり調子が戻ったようで、精力的に味の改良に取り組んでいる模様。 写真はしょうゆ拉麺(\700)。昔の写真と比べるとスープの色が全く違いますが(笑)、逆に盛り付けは一貫しておりポリシーを感じさせます。この日のスープは豚骨の配合が多めで魚介はさほど前面には出ず背脂も多め。麺は水を一切使わず、高級な玉子をたっぷり使用した太麺。口当たりの軽い歯ざわりは昔から変わりませんが、麺自体の密度がきわめて高くみっしりと詰まった歯ごたえを感じます。しかもざらざらした表面にスープがよく絡む。流行の小麦の香るツルツルした細ストレート麺とは180度異なる食感より味重視の趣向となっています。 ちなみに塩とんこつ拉麺(\800)は若葉店とも全く違った味に変貌しており、香草やスパイスを効かせたスパイシー豚骨とでも言うべき新ジャンルへと歩み出したもの。さらに塩とんこつつけ麺(\900)になると葱とラー油が添えられ、めんくいのつけとんを思わせる味わいになっています。水で締めた麺は拉麺よりもつるつる感が出て食感が軽くなります。現状ではこれオススメ。 (03.09.07) |
|
写真はとんこつ拉麺(\750)。背脂のびっしり浮いたスープは油たっぷり。千石自慢の醤油ヌキか、なりたけの椎茸ヌキといった感じの味ですが、埼玉の有名店にありがちな油の質の悪さを感じることはなく、後味がよくて上品な印象です。これに例の自家製麺が組み合わされます。 常時2種類のスープを用意して、いずれも高レベルな味をキープしているのはさすが自称埼玉一のラーメン店です。 (00.08.25) |
|
写真はしょうゆ拉麺(\650)。スープはそばつゆ感覚の和風だしですが、かるく背脂が振られていてちゃんとラーメンの味がします(笑)。自家製の麺は以前はざらざらした食感でしたが、つるつるもちもちしたものに進化したようです。大盛軒というだけあって、ボリュームはそこそこあります(笑)。小食なヒト向けに半拉麺(\100引)も用意してあります。 |
|
サイドメニューの玉川餃子(\450)。オーダーを受けるたびに、抹茶を練り込んだという自家製の皮に生の具を包み込んで焼き上げます。だから肉汁たっぷりで具がとてもジューシィ。肉汁がこぼれるともったいないので、熱いうちに思い切って一口で行ってしまいましょう(笑)。 のどかな山村にある店の立地はハッキリ云ってとんでもないのですが、わざわざ来るだけの価値はあるでしょう。埼玉県人なら一度は食ってみろ!という感じです(笑)。 (00.09.02) |